奈良の国、 斑鳩の里に建つこの法隆寺は、今から1300年以上もの前に建造されたと云ゎれています。
法隆寺の建築様式は飛鳥様式といわれ、奈良時代の様式との違いは、柱にエンタシスとよぱれる著しい膨らみが見られる事で、これはギリシャの建築様式と共通性を持つ、極めて興味深いものであります。
法隆寺は用明天皇(31代)の勅願で推古天皇(33代)と聖徳太子が造立を進め、推古15年(607年)にその本尊薬師如来が完戌したと云われています。 ところかこの創造の法隆寺は天智9年(670年)大火に会い、現在の法隆寺伽藍はそれ以後の再建であると論証されています。
この法隆寺の伽藍配置は五重の塔、金堂、構堂などがある西院と夢殿がある東院に分かれています。
西院の中門を入ると左側に天を突く様な五垂の塔が、又、右側にはどっしりと した安定感を添ぇる金堂が目に追迫り素晴らしいバランスを見せています。金堂は重層入母屋造りの建物で上層の広さを著しく縮小し、荘重感のある建纂で、寺の本尊である釈加三尊像が祭られています。創立以来しばしば修理が加えられましたが昭和修理によってほぼ旧様に復原されました。ただ上層の軒を支える柱の龍や下膚軒隅を受ける彫刻は17世紀末に補強の為に付け加えられたものです。
全堂で最も有名なものはその壁画で、 12面の壁に実にあざやかに描がかれ、当時のアジア芸術の様々な流風が渾然たる反映を残していることが知られてきました。 ところが昭和24年1 月26日の朝、解体修理中に火災が発生しこの世界屈指の名壁画は見るも無残に焼け焦げてしまいました。
その後金堂内部の柱や壁は全部再現され現在に至っていまず。
重層入母屋造りで寺の本尊である釈迦三尊像がまつられています。
キットは6色カラーモデルです。
全高177mm
● 多色成型。
● 本商品為組裝模型, 需自行組裝上色。